サーバーOSをLinuxにする場合に問題となるのがディストリビューションの選択です。Linuxはカーネルの名前でしかないので各種アプリケーションをセットにしたディストリビューションを選ぶ必要があります。その際、企業ならRedhatがよく利用されますが、Redhatの互換ディストリビューションとしてcentosが人気が出ています。レッドハットを選ぶ理由の一つにサポート期間の長さがあります。

企業での採用条件に5年以上の長期運用が可能なことがあります。サーバーの場合はアプリケーションも含めてグレードアップというよりは今の状態を維持することが重要になってきます。そのため、セキュリティアップデートだけで十分というケースが多いのです。レッドハットはバージョンを数年で上げていますが、既存のバージョンもアップデートポリシーを事前に公開しています。

合わせてcentosも長期運用が可能なようにサポートを続けているのです。centosはレッドハットのポリシーに合わせていますが、バージョン6でも9年ものサポート期間を用意するなどサーバー系のOSとしては十分な期間利用できるようになっています。サーバーOSでは新しいアプリケーションも利用したくなりますが、centosの場合はリポジトリを変更することで新バージョンのパッケージを追加することもできます。その場合はライブラリなども更新されてしまう恐れがありますが、パッケージシステムが指摘してくれるので対応し易いくなっています。