サーバーは一度設定したらセキュリティアップデート以外はほぼ変えずに運用する場合も多くあります。その場合、OS側のサポートが重要です。特にLinuxを利用する場合はディストリビューションの選択が要です。LinuxのディストリビューションはOSとしてのポリシーがかなり違います。

あるディストリビューションは新しい技術を率先して導入することをポリシーとしてサーバー版でもカーネルごとアップデートを頻繁に行います。対してレッドハットやcentosの場合は10年近くも同一のカーネルやパッケージでOSを維持してくれます。どちらもサーバー管理者の考え方で自由に選べますが、長期運用についてはカーネルなどは変えずに運用するレッドハット系が利用されることが多くなっています。レッドハットは有料Linuxディストリビューションですが、互換性をもった無料で使えるcentosも人気があります。

両者とも長期の運用を保証していますが、パッケージシステムは同じでもパッケージ自体は別々に管理されています。YUMと呼ばれるパッケージシステムはパッケージの置き場所であるリポジトリで管理されており、OSごとにリポジトリを用意するのが一般的です。centosはレッドハットの互換性を重視しながらも独自のリポジトリを用意して長期サポートを実現しています。サーバーの場合はカーネルも変更しませんが、セキュリティアップデートは頻繁に行われるのでYUMなどのパッケージシステムは重要です。

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